ゲーム概要
「Ooblets」は不思議な農作物を育て、個性豊かな生き物「Ooblet」を集めるシミュレーションゲーム。
作物の種を買い、農場で育て、採れた作物で料理を作る。料理はOobletにあげてダンスバトルをしたり、町の住人に贈ったり、お店で売ったりできる。
Oobletのダンスバトルに勝つと相手Oobletの種を貰え、それを育てることで新しい仲間になる。
評価
システムは単調ながら、コンテンツ量には困らない。私は合計70時間以上プレイしているが進捗は恐らく6~7割程度で、まだまだやることが尽きない。
Oobletや家具、服などのバリエーションが多く、コンプリートを目指すとなると比較的長く遊べる作品になると思う。
メインコンテンツが所謂「キャラ集め」であるため、それを楽しめるかによって本作の向き不向きが決まるだろう。
価格
価格はプラットフォームによって異なる。
Steamの最安値は2000円程度で、Nintendo Switchでも販売されている。
リリース当初のボリュームではやや割高だが、多くのコンテンツが追加された今は適正な価格設定になっていると思う。
日本語非対応
本作はシステムテキストからキャラのセリフに至るまで、全てが日本語非対応である。
ゲームシステムは難しくないため言語を理解できなくても遊ぶことはできるが、独特な言葉遣いも本作の魅力の一つなので、対応言語(できれば原語である英語)を理解できて100%楽しめる作品と言える。
ユニークでバリエーション豊かな作物とOoblet
本作に現実と同じ物はほとんど登場しない。
しかし、見覚えのあるビジュアルや聞き覚えのある語感から、それとなくどんなものか推測することができる。
ちなみに現実と同じ物として「グミ」が登場するが、なんとこの世界では通貨として流通している。
このようにとてもユニークだが、Oobletが主軸であるが故か人間に対する描写はあまり拘っていないように感じた。登場人物とのやり取りを楽しみたい人には不満かもしれない。
ゲームバランス
リラックスできる作風に反してゲームスピードは速く、ゲーム内の1日は数十分程度で終わる。初めは少し速すぎるように感じるが、ある程度進行すればちょうどよいスピードになる。
バトルはターン制のカードバトルで、扱いの難しいOobletを選ばなければほとんど負けることはない。
必要な要素も大体揃っており、ストレスを感じることなくプレイできる。ゆるい雰囲気に反して細部まで「ちゃんと」作られており、開発者の愛情と熱意を感じる作品である。当たり前であるべきことだが、実際はそうでないゲームがほとんどである。
評価まとめ
上述した通りシステムが至ってシンプルなので特に突っ込むところはない。
簡潔に評価するならば「暇を持て余した主婦たちの遊び」用のゲームである。